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企業研究をしよう! 番外編

突撃企業インタビュー

就活アドバイザー平野真理子の突撃インタビュー

取材者紹介/(株)アドプランナー 平野 真理子 氏
高校・専門学校・大学・商工会議所・新聞社等での就活講座の講師、 キャリアカウンセラーとして活躍。企業の声を知り尽くして いるからこそできる「就活セミナー講師」や「カウンセリング」 を実施し、自己分析、企業研究、説明会の活用法、エントリー シート対策、面接対策、グループディスカッション対策、面接 対策など年間100本以上の講演・セミナー講師を務める。 Ameba Blogにて「就活の味方」として就職活動生を応援する ブログを書いており、2011年5月22日付人事ブログランキング 1位、就活ブログランキング2位の実績あり。

【Vol.12】吉田自動車販売株式会社

2017年7月7日更新

こんにちは。就活アドバイザーの平野真理子です。「突撃企業インタビュー」第12弾で、今回私が訪問させていただいたのは、「吉田自動車販売株式会社」様です。

学生の皆さんもご存知の国道1号線沿いに在りますフォルクスワーゲンの新車・中古車の正規ディーラー「フォルクスワーゲン三重北」さんなんです。
この日は、三重県三重郡川越町にあるショールームにお邪魔し、代表取締役社長でいらっしゃる吉田雄作様にお話をお伺いしてきました!

オレンジ色のネクタイとポケットチーフというおしゃれな吉田社長。 大学卒業後、国産車ディーラーの営業を経験されたのちに、「フォルクスワーゲン三重北」に入社。役職など何もないところから仕事をスタートし、4年前に社長に就任されたとのこと。

平野:いきなりですが、御社が経営されていらっしゃるこの「フォルクスワーゲン三重北」の他とはここが違う!という強みや特徴を教えていただけますか?

吉田社長:お客様からの目線でいくと、「小回りが利く」という点。また、働く社員の目線でいくと、「意見の通りやすい会社」という点でしょうか。

平野:それぞれ詳しくお聞かせ願いたいのですが、「小回りが利く」とは具体的にはどういうことでしょうか?

吉田社長:弊社は、「きめ細かいフォロー」を徹底しており、お客様のかゆいところに手が届く存在でありたいと思っているんです。 平野さんも、車を買われたことがあれば、想像つくと思うのですが、買うまでって、数回のやりとりじゃないですか。でも、私たちはその購入された車の最低3年、長いと10年という乗車期間のメンテナンスがとても大切だと思っているんです。 売って終わりではなく、お使いいただいている間に何かあれば、「お客様がすぐに連絡を取れるお店」を意識しているんです。

お客様の中には、アフターフォローで家に来て欲しいという方もいらっしゃるので、定期的にご自宅を訪問させていただき、車の状態をチェックさせていただいたり、保険の相談などにも応じているんですよ。

平野:私、自分がお世話になっているディーラーの方が家に来てくれて、色々な相談にのってくれるというサービスを受けたことがないので、すごくびっくりしました。
大体、何カ月点検ですよーという葉書がきて、自ら電話をして予約をとって、その時間に行き、営業の方とも必要以上にお話することがなかったので・・・。
今、社長のお話を聞いていて、「関係性深そうだなぁ。頼りになるパートナーがいていいなぁ」と御社のお客様がうらやましくなってしまいました。
でも、なぜ社長は、メンテナンスをそんなにも重要だと考えていらっしゃるんですか?

吉田社長:実は、プライベートの話になってしまうんですが、私自身、モータースポーツをやっていまして、よく鈴鹿サーキットなどのクラブマンレースに出ているんです。
(よくよく聞いてみると、実は社長、相当な腕前のようで、何度も優勝をされているスゴイ方だったんですよ!!)
このカテゴリーは、スプリントレースなので走る時間は30分なんですが、その前後の車のメンテナンスにものすごく時間をかけるんです。こういう経験があるからこそ、メンテナンスの重要性をひしひしと実感していて、仕事においても、お客様に万が一のことがないように、そして、快適なカーライフを過ごしていただけるようにと、メンテナンスを大事にしているんです。

平野:へぇー、社長自身のご経験から体感されていることを実践されているんですね!!
もう1つの「意見の通りやすい会社」というのはどういうことなんでしょうか?

吉田社長:これは、社員の意見や提案をどんどん受け入れ、反映するようにしているということなんです。

平野:社員さんが意見や提案ができるように、以前このインタビューで登場した企業さんは、意見をいれる目安箱のようなBOXを用意されていたりしたんですが、社長のところも何かされていらっしゃるんですか?

吉田社長:いえ、うちは特にそういうものはなく、普通にミーティングの場で、意見を言ってもらってます。

平野:でも、なかなか社長を目の前に、自分の意見を言うのって難しいですよね? 私だったら、緊張しちゃいます。

吉田社長:普通はそうですよね。でも、そうならないように何でも思ったことを話してもらえるようなフランクさを大切にして社員と接しています。また、社員が勇気を出して発言したのに、何も変わらない、実現しないでは、自分の意見を言う気がなくなってしまいますよね。だからこそ、どんな些細なことでも、できることはすぐに実行してきました。 30人という企業規模で社員との距離が近いからこそできることかもしれませんね。

平野:自分が言ったことに会社が取り組んでくれたら、すごく嬉しいですよね!
自分が会社を変えてる!作っている!という気持ちになりますし、自分の存在価値を感じることができますよね。
何かこれまでで、こんな意見があったというエピソードはありますか?

吉田社長:ありすぎて、何からお話したらいいか・・・・
例えば、メカニックであれば、「最新設備を入れたい!」とか「新しい道具や機器を入れたい」という要望に応えたり、営業であれば、「新人でまだ土地勘がないので、効率よくお客様を回るためにも、ipadを持たせて欲しい。そして、その中に、地図アプリを入れて欲しい」という声をきっかけに、全営業にipadを支給しました。「ジョブマップ」というシステムを導入し、そこに顧客データを飛ばし、訪問先への行き方がわからないことによるロスをなくし、効率よくお客様を回れるようにしました。

あっ、そうそう最近だと、ずっと年中無休で営業してきたんですが、一度定休日を作ってみたらどうかという声があり、水曜日定休にしてみたんです。なんですが、3カ月ほど様子を見て、また社員の声を聞いて、やはり元の年中無休に戻すことにしたんですよ!

平野:社員さんからは、どんな声があったんですか?

吉田社長:実は、メカニックがいる修理工場からは、定休日を作ることで水曜日にもし車が故障したら、お客様がすごく困られるのではないか?という声があり、ショールームだけ水曜日定休にして、修理工場は変わらず年中無休営業をしていたんです。
そういう兼ね合いもあって、修理工場はやっているのにショールームだけ休みというのもなんか変だし、社員からも好きな日に休みが取れる方がいいという声もあって、元に戻したんですよね。

平野:そうやって、短い期間で、「元に戻せる」のも、御社ならではの特徴ですよね!
なかなか一度取り組んだことを元に戻すのって、難しいですよね・・・

吉田社長:平野さんのおっしゃるように、普通ならなかなかしないですよね。でも、私は、「会社は人がつくる」と思っているので、やはりそこで働く社員の声を大事にすることが、一番いい会社を作ることにつながっていくのではないかと考えているんです。 だからこそ柔軟性を大事にしたいと思っているんです。

平野:社長やみなさんがお仕事をされる上で、心がけていることがあれば、教えていただきたいのですが。

吉田社長:私はこのショールームを「町の喫茶店」のような存在でありたいと思っているんです。
輸入車ディーラーというと、一見敷居が高そうで、買う目的がないと、なかなか足を踏み入れることができないという人もいると思うんです。そうではなくて、誰もが「ちょっとお茶飲みに来たよ」と言いながら、ショールームに入ってこられるようなそんなハートフルなお店づくりを意識しているんです。
また、やはり車って乗ってみないとその人にとって快適な車かどうかなどわからないものだと思うんです。だからこそ、全ての車種の試乗車を用意しているんですよ。

平野:全て!(驚)今これがメインで売りたい車種だからこの車種だけ、ではないんですね!

平野:少し話は変わりますが、新入社員さんたちは、今後どんな研修や教育を経て、いつくらいから1人立ちされるんですか?(ちょうどこの訪問日、この春入社された新入社員の方々の研修をされていました)

吉田社長:今年であれば、ビジネスマナーなどを教えてくれる講師の方を自社にお招きし、社会人としての基礎を学んでもらい、会社の経営方針やルールなどは私からお伝えしています。また、4月の3週目からは、愛知県豊橋市にあるフォルクスワーゲン グループ ジャパンの本社で行われる1週間のディーラー研修(集合研修)で、フォルクスワーゲンの歴史や商品知識などの基礎研修をじっくり受けることができるんです。 その後は、営業であればメカニックの業務に2~3カ月携わります。逆にメカニックであれば、同じく2カ月ほど営業の業務に携わります。

平野:お互いに逆の現場を経験するんですね!お客さんの立場でも、修理の知識がある営業さんだったら心強いですよね!!

吉田社長:そうなんです。そして、正式配属後も仕事上で多くのやりとりをする上司や同僚だからこそ、相手のことを理解しておくことってとても大切なんです。 その後、営業であれば6月くらいから先輩について学んだり、移動展示会のお手伝いをしてアンケートを取ったり、じかにお客様の声を聞く機会をもったりします。そして、8月くらいから自分のお客様を持ち担当します。

平野:そうなんですね!新入社員を毎年迎えられていると思いますが、こんな人材に来て欲しい!とか、こういう人材なら活躍できると思われる人はどんな特徴がある人ですか?

吉田社長:そうですね、3つあるんですが、1つ目が「お客様のことを一生懸命考えることのできる人」2つ目が「車が好きで、夢やロマンをもっている人」。3つ目が「野心のある人」ですかね。

平野:3つ目の「野心のある人」について、詳しくお聞かせ願えますか?

吉田社長:2つ目の夢やロマンにもつながる部分があるんですが、自分のやりたいことに 向かってがむしゃらに頑張れる人に来てほしいんですよね。
会社としても、やはり頑張った人を評価したい!と思っているんです。
だから、評価されたい!勲章が欲しい!そんな野心を持っている人が来てくれたら嬉しいですね。

平野:御社ではどんな風に評価をされるんですか?

吉田社長:営業、メカニック問わず、メーカー主催のコンテストが年4回くらいあるんです。そのコンテストに入賞すると、メーカーから会社にインセンティブ(報奨金)がもらえるんですが、当社ではそのインセンティブを全部そのまま頑張った社員にお渡ししています!
他にも、ご褒美として、旅行(例えば、ドイツ、ハワイ、ラスベガスにマレーシアや北海道等)や海外研修がプレゼントされます。そういうときでも、欠勤扱いではなく業務扱いとして参加してもらっていますから、お給料が減ることもあません。
最近では、メカニックで活躍している5年目の社員がいるんですが、なんとフォルクスワーゲンの本社があるドイツで、1週間本社研修を受けることができ、その社員は本場で学べる!とすごくワクワクしていましたよ。
向こうでは自由時間もあるので、思う存分楽しんで来てもらえたらと、会社から「お小遣い」もお渡ししているんです。

平野:会社から「お小遣い」まで!うらやましいですね。

平野:最後に、社長の今後の夢やビジョンをお聞かせ願えますか?

吉田社長:これも、3つありまして、1つ目は、「今と変わらない町の喫茶店的な存在であり続け、地域により根ざしたハートフルな企業であり続けること」。2つ目は、「ガソリン車だけでなく、今後発表されるディーゼルや電気自動車にも対応していけるディーラーになること」。3つ目は、「私自身が長年モータースポーツに携わり、そのおかげで得たものが非常に多かったので、その恩返しをしたいということ」。

平野:恩返しとは具体的にはどういうことですか?

吉田社長:プロの世界ってどこでもすごく厳しいですが、やはりモータースポーツだけで食べていくのはなかなか難しいんです。そういった方が、アルバイトなどではなく、正社員として働ける場所を提供していけたらと思っているんです。
私自身がこの仕事とモータースポーツを両立でき、またモータースポーツの経験を仕事に活かせてきたことから、当社だったらそういうことができるのではないかと思っているんです。

と、キラキラと目を輝かせながら、語ってくれた吉田社長。
この仕事をしていて、一番楽しい瞬間は、経営理念の『空とぶ自動車はありませんが、子供の頃の夢は大切にします』にあるように、お客様の「この車に乗るのが夢だったんだよね!」という笑顔が直に見られるとき!とのこと。
ご自身が、営業マン時代に誰にも負けない!と頑張ってきた経験や実績(当時社長は、全国の営業の累計販売台数1位!更に毎年の販売でも常にTOP10にランクインされていました)があるからこそ、現場のことをしっかり理解され、経営者になった今でも、お客様のことを真剣に考えていらっしゃることがひしひしと伝わってきました。 この吉田自動車販売株式会社様から、また全国TOP10入りするような人材が育っていくことを今から楽しみにしています。

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