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企業研究をしよう! 番外編

突撃企業インタビュー

就活アドバイザー平野真理子の突撃インタビュー

取材者紹介/(株)アドプランナー 平野 真理子 氏
高校・専門学校・大学・商工会議所・新聞社等での就活講座の講師、 キャリアカウンセラーとして活躍。企業の声を知り尽くして いるからこそできる「就活セミナー講師」や「カウンセリング」 を実施し、自己分析、企業研究、説明会の活用法、エントリー シート対策、面接対策、グループディスカッション対策、面接 対策など年間100本以上の講演・セミナー講師を務める。 Ameba Blogにて「就活の味方」として就職活動生を応援する ブログを書いており、2011年5月22日付人事ブログランキング 1位、就活ブログランキング2位の実績あり。

【Vol.11】杉栄開発株式会社

2017年3月2日更新

こんにちは。就活アドバイザーの平野真理子です。「突撃企業インタビュー」第11弾で、今回私が訪問させていただいたのは、「杉栄開発(しんえいかいはつ)株式会社」様です。

荷扱業務車両整備業務貸倉庫業務道路維持清掃業務海運代理店業務工業用ミシン整備業務と、なんと6つもの事業を幅広く展開されている杉栄開発様。
昨年9月に社長に就任された42歳という若い経営者でいらっしゃる岡本淳様にお話をお伺いしてきました!

平野:御社は幅広く事業展開をされているようですが、メインでされている事業はどの事業になりますか?

岡本社長:現在の事業の約8割は、「荷扱業務」になります。

平野:「荷扱業務」とはどんなことをするんですか?

岡本社長:今、平野さんに来ていただいている当社は、化学製品メーカーである「石原産業株式会社の四日市工場」の敷地内にあるのですが、例えば、その工場内で白を着色する顔料の中で最も多く使われている「酸化チタン」製品の包装や出荷作業というように、様々な企業の場内における出荷準備、製品の包装作業等の出荷前工程を中心とした物流関係の作業を行っています。

平野:へぇー、そういった包装や出荷に関することを専門でされていらっしゃるんですね!そういった分野で御社が発揮している強みとはどんなものですか?

岡本社長:そうですね、「経験による技術力の高さ」ですかね! 弊社の会社設立は、平成5年とまだ比較的若い会社ではあるのですが、実は、この「荷扱業務」は、関連会社である「杉本組」でもともと行っており、それを平成12年に業務移管を受け、できたものなんです。
現在弊社のお客様は、その「杉本組」時代からの長いお付き合いをしている企業が多く、「杉栄開発さんはなくてはならない存在」と言っていただいているんです。
業務1つ1つを、丸ごと任されているため、お客様が知らないことも弊社の従業員が把握していたり、長年従事しているからこそ、効率よく仕事をすることができ、少ない人数でも対応できるんです。
また、困難な課題があったとしても、NOと言わずに取り組める体制があるのも、従業員の一致団結力の強さのおかげだと思っています。

平野:これまでの積み重ねがあってこそなので、他社には真似できない強みですね!

岡本社長:はい、本当にこれまで杉栄開発を一緒に作り上げてきてくれた従業員1人1人の力のおかげです!!私の、いや会社の宝ですよ、うちの従業員は。

平野:社長が日頃、宝である従業員の方々に、こんなことを大切にして働いて欲しい!と思われていることなどはありますか?

岡本社長:経営理念そのものですが、「我々の努力でお客様に感動を与え 仕事を通じて人間としての成長を目指す」ですね!「1プラス1プラス」ということを意識して、行動して欲しいなぁと思っています。

平野:「1プラス1プラス」を意識して、実際にお客様に感動を与えたエピソードなどありますか?

岡本社長:仕事上、化学製品などを扱うことが多く、粉塵が発生しやすい環境なのですが、きちんと清掃を行ったり、使用した工具の管理をしっかり行っていることで、お客様から「いつ見ても、キレイにしてくれているね!」と感謝されることが多いのは、その1つかもしれないですね。

平野:社長の今後のビジョンをお聞かせ願えますか?

岡本社長:はい、「妥協なき取り組みで成長を遂げていきたい。また、従業員にも自己成長を遂げて欲しい」と思っています。どんなことでも、「これくらいでいいや」と思うことなく、自らに与えられたミッション(使命)を感じ、今後も仕事をして欲しいと思っています。

平野:そのために、何か取り組みとしてされていることはありますか?

岡本社長:今、自分たちが関わっていることが、何につながっているのかを意識してもらえるような機会を作るようにしています。
例えば、梱包している「農薬」が、世界中の食糧危機の地域で役に立っている(農薬を使わなければ作物の収穫量は格段に減少し、特に果物などはほとんど収穫が見込めない)ということを意識してもらえるきっかけになるように、お客様であるメーカーさんにお願いし、実際にどんな風に、どんな試行錯誤の過程を経て、開発されているのか、県外の開発所へ見学をしに行かせてもらったりしています。

他にも、包装、出荷をしている白色の塗料の原料になっている「酸化チタン」が、建築物や車のボディなどの身の回りの塗装に使われることによって世界中を明るく鮮やかにしているなど、どんなことに役立っているのかを従業員たちが知り、「自分たちの仕事の重要さ」を理解するために、こちらもお客様であるメーカーさんにお越しいただき、講演会という形でお話しいただく機会を作っています。

平野:自分たちのやっていることが何につながっているのか理解できると、モチベーションがあがったり、1つ1つの仕事により「誇り」がもてるようになりますよね!

岡本社長:そうなんです。うちの仕事は、間接的な仕事が多い分、そういった仕事の目的などを見失ってしまい、目先の作業に追われがちになりますが、それでは仕事は楽しくないですし、自信を持って、家族に「自分の仕事は世界を変えている」と話してもらえるような「誇り」をこういった機会を通じて、改めてもって欲しいなぁと思います。

平野:社長のお話からすごく従業員の皆さんのことを考えていらっしゃるなぁということを感じたのですが、ホームページで男性でも育児休暇がとれるように、と掲載されていたのを拝見したのですが・・・

岡本社長:そうなんです。3つ、現在進行している計画がありまして。その1つが、今、平野さんがおっしゃった「育児休暇期間の見直し」なんです。その中で、女性だけでなく、男性社員もとれるようにと目標を掲げたところ、早速1名(正確には2名)男性が育児休暇をとっていました!!

平野:(お写真を拝見し)家族そろってステキなお写真ですね。旦那様が育児に積極的になれるのは、奥様にとっても本当に心強いと思います!
ところで、正確には2名とは?

岡本社長:もう1名は、育休をとろうと思ったらしいんですが、有休で対応できてしまったらしく・・・

平野:有休がそんなにとれるのって、スゴイですよね!
とりたくても、なかなか、とれないという声をよく聞きますので。
育休中は、お給料の67%を国からのサポート(給付)でもらうことができます(半年間)が、有休であれば、普段のお給与のままなので、ご本人もその方がいいですよね!!

岡本社長:うちは、有休取得率がすごくいいんですよ。
例年80%を超えていますよ!

平野:えっ!すごいですね!日本の民間企業における有給休暇取得って、たしか50%に満たないくらいだったような・・・

岡本社長:メンバー同士、お互いに補い合って仕事をする風土があったり、工場の定期修理の時期をうまく活用して、この間もハワイへ行ってきました!とお土産を持ってきてくれたメンバーもいましたね。

平野:残る2つの計画も詳しくお聞きしていいでしょうか?

岡本社長:1つは、「育児のための短時間勤務制度」の見直しです。
実際に、現在時短で勤務されている方などに話を聞いたところ、通常は小学校に子供があがるまでしか時短勤務できないが、もし、それが小学校低学年までできたらいいなぁという声があったので、「小学3年生まで可能」という風に変更をしました!!

平野:私も、今、保育園に子供を預けて、時短で仕事をしているんです。
期間を延ばしていただけるのは、すごく助かると思います!!

岡本社長:それからもう1つ。育児だけでなく、介護も長く働く上では今後大事な課題です。現状、介護休暇・短時間勤務制度では、93日間、お休みをとったり、時短で働くことはできますが、介護が93日で終わることはほぼなく、みんな辞めなくてはいけないという結果になってしまいます。
そういった結果にならないために、最大5年間、短時間勤務ができるように改善をしました!

平野:仕事と育児や介護との両立って、多くの人が必ずぶつかる壁ですもんね。そういった壁があっても、安心して働ける制度があるのも、従業員の皆さんが御社の宝として長く活躍してくれている理由なのかもしれないですね。

平野:今後、新卒で、入社される方が実際にどんな仕事をするのか教えていただけますか?

岡本社長:新卒で入社した方には、それぞれの現場で働く従業員の就労管理、教育指導ができる総合職として、活躍してもらいたいと思っています。
私が、会社全体のことを考えているように、ぜひ、任された現場でどうしたら、みんながより働きやすい環境を作れるかを考えて欲しいなぁと思います。また経験を積んだ先には、社内研修などもできるような立場になって欲しいと考えています。
あっ、でも、そんなに難しく考えなくて、大丈夫です。
うちには、ベテランメンバーもたくさんいますから、じっくり育てていきますからね。

平野:そういった仕事を任せていく人材として、これだけは持っておいて欲しいと思われる要素はありますか?

岡本社長:そうですね、「わからないことをすぐに直接人に聞ける力」と「やる気と根性」ですかね。
今って、なんでもネットで検索すれば解決することが多いでしょ。でも、そうじゃなくて、やはり人と人とのコミュニケーションの中で得るものって大きいし大切だなと思うんです。だからこそ、対面で会話や質問することを進んでできる人材と一緒に働きたい、一緒に成長したいなぁと思いますね。

と、明るくほがらかな表情で語ってくれた岡本社長。
最後に、社長の夢をお聞きしたところ、「地域No.1」でありたい。そのためにも、従業員が自分自身に誇りを持ち、仕事ができるだけでなく、家族にも誇れる会社であり続けたいとおっしゃっていました。

お話をお伺いする中で、「うちには個性的なメンバーが多いんだよ」といろんな方の特徴を教えてくださった社長から、その従業員の方々との距離感の近さをひしひしと感じました。(なんと、元Jリーガーの方もいるとか)
そんな杉栄開発さんで、今後もどんな個性を持ったメンバーが一緒に働くことになるのだろう?と考えると、とても楽しみです!!

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