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企業研究をしよう! 番外編

突撃企業インタビュー

就活アドバイザー平野真理子の突撃インタビュー

取材者紹介/(株)アドプランナー 平野 真理子 氏
高校・専門学校・大学・商工会議所・新聞社等での就活講座の講師、 キャリアカウンセラーとして活躍。企業の声を知り尽くして いるからこそできる「就活セミナー講師」や「カウンセリング」 を実施し、自己分析、企業研究、説明会の活用法、エントリー シート対策、面接対策、グループディスカッション対策、面接 対策など年間100本以上の講演・セミナー講師を務める。 Ameba Blogにて「就活の味方」として就職活動生を応援する ブログを書いており、2011年5月22日付人事ブログランキング 1位、就活ブログランキング2位の実績あり。

【Vol.10】株式会社杉本組

2016年5月16日更新

こんにちは。就活アドバイザーの平野真理子です。「突撃企業インタビュー」記念すべき第10弾として、訪問させていただいたのは、「株式会社杉本組」様です。

木、建築、舗装工事を設計から施工までを行っている総合建設会社の杉本組様は、本社を四日市、支店を鈴鹿に構えていらっしゃる企業様です。 土木では、道路・河川・港湾・橋梁・下水道及びその他の土木工事、建築では工場・倉庫・事務所・店舗・集合住宅・保育園・病院・体育館・学校及びその他の建築工事などに取り組んでいらっしゃいます。

今回は、代表取締役社長でいらっしゃる杉本弘次様にお話を伺いました!

平野:いきなりで恐縮なのですが、御社の強みを教えていただけますか?

杉本社長:弊社は、幅広い事業を行っていますので、今回は「土木」を例としてお話しますね。強みとしては2つあると考えています。 1つは「公共と民間のバランス」をうまくとっていることにあるのではないかと思います。
弊社は、四日市に本社を構えていることからも、四日市コンビナートに拠点を置く 民間企業の工場のメンテナンス等のお仕事もいただくことが多く、安定した仕事につながっています。
「公共工事」というのは、平野さんも知っているかもしれませんが、年度末によく工事が色々なところで行われていたりなど、時期が偏る傾向があるんです。 ですので、こうして「民間工事」においても多くのお仕事の引き合いをいただけていることが弊社の安定した経営につながっていると思います。
2つ目は、弊社の「機動力」の高さでしょうか! 実は、弊社では「作業員」と呼ばれる方々を自社雇用しています。そして、作業に必要な重機や機械を自社で所有しているんです。

平野:そうなんですか!実際の作業をしていただく方は、自社ではなく協力業者さんに頼んで手配をしてもらうケースが多い気がしていましたが、御社は自社で雇用されているということであれば、お仕事の依頼が入ったらすぐに動けますよね!

杉本社長:そうなんです。調整などに時間もかからないですし、人も機械も、工事が重なる時期は足らなくなってしまうので、外注でお願いをすると、間に合わないというようなことが起こるんです。
ですが、機械もレンタルなどではなく、自社で持っておくことで、お客様のご要望にスピーディに対応できるようにしているんです。

平野:「公共と民間のバランス」そして「機動力の高さ」という強みがあることが、御社が創業1946年から70年も続いていらっしゃる理由なのかもしれないですね! 長く続いている会社ということは、それだけ、世の中から必要とされ続けているということだと思いますが、その秘訣は何だと思われますか?

杉本社長:秘訣ですか。そうですね、2つほどあると思っているのですが、1つは、弊社の長い歴史の中での実績や技術力の高さ。そして、2つ目は、世の中の流れや変化を敏感に捉え、それにあわせて、変化をしてきたことでしょうか。

平野:1つずつお聞きしていきたいのですが、「実績」「技術力の高さ」とは具体的にはどのようなことでしょうか?

杉本社長:例えばですが、40年ほど前から弊社は、国土交通省の工事なども受けているんです。国土交通省の仕事を受けるためは、高い技術水準やこれまでの実績を求められるんですが、それを40年も継続しているということが、弊社の「技術力」を証明しているのではないかと思います。 そういった経験や技術は、安全管理が厳しく、また海も近いことから、作業の精度や強度に加え対酸性などが求められる「四日市コンビナート」の工場のメンテナンスなどにも活かされているんです!

平野:1つ1つの仕事が、また別の仕事へ活かされるという好循環をもたらしているのですね!

平野:2つ目の「変化への対応」についてはいかがでしょうか?

杉本社長:土木の公共工事というのは、ご存知かもしれませんが、「こういう工事がありますが、入札に参加しますか?」と公募をされるんです。そこに、色々な企業が手をあげ、審査による評価を経て、工事を担当する企業が決定するんです。その審査では、実績、施工点数、技術提案などで決まるんです。今やコスト提案だけでは仕事は請けられないんですよ。施工点数というのは、1つの工事を終えると、通信簿のように、100点満点中この工事は何点という風に、点数を与えられるものです。

実績、施工点数はこれまでの蓄積ではありますが、技術提案というのは、これからの私たちの動きでいかようにでもなるものなんですよね! 私たちは、この提案に関して、敏感に世の中を捉え、創意工夫するようにしているんです。また、最近では、「NETIS」という国土交通省のイントラネット及びインターネットで運用されるデータベースシステムを取り入れるという新たな試みにも、積極的に挑戦しています。

平野:「技術提案」とは例えば、どのようなことをするのでしょうか?

杉本社長:そうですね、河川工事をする際に、湧水を使用することによって、コストを安く抑えたり、小学生の通学路になっている道路を工事する際には、代わりの通学路として他のルートと子供たちの安全をどうやって確保するかなどの提案をしています!

平野:えー、通学路の確保なども提案するんですか!意外でした!!

平野:話は少し変わりますが、社長が常日頃、経営者として大切にしていらっしゃることを教えていただけますか?

杉本社長:私は、社員1人1人を自分の家族だと思っているんですよ。

平野:社長自身の家族!?

杉本社長:そうです。社員だけでなく、その家族も自分の家族同然だと思っています。
うまく言えませんが、いとおしいんですよね。みんなが。
その想いが形にできているかはわかりませんが、 社員の奥さん(もしくはお母さん)のお誕生日に商品券をお渡してお祝いしたり、年末には、家族全員に「ありがとう」の想いを込めて、すき焼き用のお肉を1キロプレゼントしているんです。

平野:それ凄いですね!!私も、もし夫の会社からそんな素敵なことをされたら、とても嬉しいです!!

平野:最後に社長の夢とその夢を一緒にかなえる人材として、「こういった方と働きたい」という求める人物像についてお聞かせ願えますか?

杉本社長:夢は、「100年企業」を目指して、地域と地域の企業様のインフラ整備にとって欠かせない企業として存続し続けることです!
そのためにも、これまでもやってきましたが、さらに世の中の変化にあわせて、私たちも動いていくことが必要になるかと思います。
求める人物像にもつながっていきますが、そうした「変化に対応できる人」であるためにも、まずは「素直さ」「誠実さ」「やる気」を持ち合わせている人材と一緒に働きたいと思っています!!

平野:御社の業界ですと、こういう学科を出ていないといけないなどあるかと思っていたんですが・・・

杉本社長:知識よりも、持っていて欲しいのは、先程の3つです!!
勉強すれば、知識はつきますし、年月はかかるかもしれませんが、頑張れば資格だって取れますから、それ以上に「素直さ」「誠実さ」「やる気」を大切にして欲しいなと思います。
もちろん、資格取得のサポートはしっかりとさせていただきますよ。

と、ときに熱く真剣なまなざしで、ときに明るく笑顔で語っていただいた杉本社長。 求める人物像については、なんと、文系でも土木や建築の分野に挑戦したいという思いと、そのやる気を持ってきてくれればいいとのこと。 現在は、女性の技術者さんはいませんが、変化に対応できる提案をできるという意味でも、これからは男女問わず、活躍してほしいというお話もされていました。

今回の取材終了後、なんとエレベータまでお見送りをしてくれた杉本社長。 お話の中から、社員さんだけでなくその家族までをも大切に思われていること、また社長の謙虚さが非常に伝わってきました。 100年存続する企業を目指して、これから杉本組様がどんな変化を遂げていかれるのか、とても楽しみです。

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