企業研究をしよう!番外編

突撃企業インタビュー

就活アドバイザー平野真理子の突撃インタビュー

取材者紹介/(株)アドプランナー 平野 真理子 氏
高校・専門学校・大学・商工会議所・新聞社等での就活講座の講師、 キャリアカウンセラーとして活躍。企業の声を知り尽くして いるからこそできる「就活セミナー講師」や「カウンセリング」 を実施し、自己分析、企業研究、説明会の活用法、エントリー シート対策、面接対策、グループディスカッション対策、面接 対策など年間100本以上の講演・セミナー講師を務める。 Ameba Blogにて「就活の味方」として就職活動生を応援する ブログを書いており、2011年5月22日付人事ブログランキング 1位、就活ブログランキング2位の実績あり。

【Vol.8】NextAge

2015年6月16日更新

こんにちは。今回、「突撃企業インタビュー」第8弾として訪問させていただいたのは、株式会社NextAge様です。

小学校4~6年生を対象とした、「中学受験専門塾」というユニークなビジネスモデルで現在、津と四日市に2教室を開校している株式会社NextAge様(写 真左:津本部教室、右:四日市教室)。難関中学に毎年多くの子供たちを合格させる実績を持ち、津、四日市の市内では熱い注目を集めていらっしゃいます。
今回は四日市教室におうかがいし、代表取締役の 森川建志 様にお話をお聞きしました。

聞き手:そもそも中学受験専門の塾をはじめようと思われたきっかけは何だったのですか?

森川社長:大学卒業後、大手進学塾へ勤め、関西圏の入試に10年間携わってきた経験から分かったことは、三重県全体の教育水準がかなり低いということでした。小6学 力調査においても例年、下位に位置しており、特に算数B(応用)においては、それが顕著に表れています。これらの現状を目の当たりにし、自分の故郷である 三重県全体の学力を上げることに貢献したいという思いから塾を立ち上げました。
三重県には、現在、基礎学力を養成する補習塾や入試問題に特化した進学塾が数多くあります。それらの多くは中学生、高校生を対象にした塾が大半を占めま す。しかし、わたしは学力をつける最も大切な時期は小学生だと考えています。そこで、小学生に特化し、よりアカデミックな学習をする塾を起業し今日に至っ ています。

聞き手:生徒さんの募集状況はいかがですか?

森川社長:おかげさまで、現時点で津本部教室、四日市教室ともにほぼ満席になっている状態です。

聞き手:それだけ支持される理由はどこにあるのでしょうか?

森川社長:やはり難関校への合格実績が大きいと思います。今年度(平成27年度)は県下最難関中学である高田中学6年制(定員180名)に52名の合格者を出しまし た。そのほか愛知県の東海中学、南山中学男子部・女子部、滝中学や、関西圏、関東圏の難関中学にも、毎年合格者を輩出しています。そうした状況から中学受 験をお考えの保護者の方々からは特に認知されてきているのだと思います。

聞き手:すごいですね!
でも、どうしてそんな難関校に多くの合格者を出すことができるのでしょう?何か特別な指導方法を行っているのですか?

森川社長:当塾の特長は、「授業量の多さ」と「徹底した質問対応」にあります。小5・6年生になると、1週間に4日間、1日に3時間の授業を行います。平日はお弁当 持参で20時30分まで授業、日曜日には各科目のテストを3時間行い、その後、テスト・解説をさらに3時間を行います。特に算数に関しては、代数と幾何に 分け、他の科目の2倍の学習時間をとっています。こうした、ハードなカリキュラムを行っているため、関東圏、関西圏の最難関中学にも対応できるのです。ま た、小学生専門塾のメリットとして、担当講師が授業後もしっかりと生徒の質問対応ができるという点も合格実績に大きく結びついている要因だと思います。

聞き手:確かにハードですね。素朴な質問ですが、小学生の生徒さんたちはそうした指導についてこれるのですか?

森川社長:確かに小学生にとってこのカリキュラムは厳しいものでしょう。しかし、ついてこれる、ついてこれないで判断するのではなく、一緒に乗り越えていこう、というスタンスで生徒と接しています。そして、この中学入試を乗り越えることで、生徒は大きなものを得ることができます。

聞き手:それは何でしょう?

森川社長:一つ目は、「最後まで諦めずにやり遂げることで生きていくための忍耐力を身に付ける」ことです。三重県では中学受験をする生徒は全体のわずか5%です。そ の中で人の何倍も努力することは並大抵のことではありません。それを乗り切るためには、本人の頑張りはもちろんのこと、保護者のサポート、塾講師の情熱、 切磋琢磨する友人との絆など多くの力が必要となります。この中学受験を乗り越えることで子どもたちは何事にも負けない強い精神力、忍耐力を身に付けること ができるのです。

聞き手:2つ目は何でしょう?

森川社長:「家族への感謝、他者への思いやりの心を持つ」ことです。親が子どもに「ありがとう。」と言わせることは簡単です。しかし、子どもが自発的に「ありがと う。」と心の底から感じることはなかなかありません。中学受験をやり遂げた子どもたちは、その努力をし続けたことが自分ひとりでできたものではないことが よく分かっています。そこに到達するまでに多くの人に支えられてきたことに気づくことで、“自分も他人を支えられるような人間になりたい。”、“世の中の ためになるようなことをしたい。”という職業観を身に付けることができるのです。私たちが中学受験を通して身に付けてほしいものは、学力だけでなく、豊か な人間性なのです

聞き手:なるほど。受験を通して学力を身に付けるだけでなく、人としても成長してほしいということですね。素晴らしいお考えだと思います。そのためにはやはり、講師となる方にも求められることが大きいと思うのですが、どのような人材を求めていらっしゃるのですか?

森川社長:教員免許等は必要ありません。大学、学部も指定はありません。最も大切なことは何事にも前向きに取り組もうとする姿勢、そして、明るく元気であることで す。人に何かを教えるということは、テクニックより、伝えたい思いが大切なのです。その情熱こそが、人気講師になる秘訣なのです。
さらに付け加えるならば、飲食店やコンビニなどサービス業のアルバイト経験があると成長が早いように思います。

聞き手:サービス業のアルバイト経験ですか?意外ですね。

森川社長:講師は生徒から「先生」と呼ばれます。上から目線で物事をみる講師は、子どもの目線になかなかなれません。相手と同じ目線、それ以下の目線に立つことがで きないと独りよがりの講義になってしまう例を過去に何度も見てきています。人に対し、頭を下げられない人間は保護者に対してはもちろんのこと、同じ職場の 人間関係も悪くする傾向にあります。

聞き手:なるほど、相手の立場になって考えられる姿勢と、謙虚さが必要ということですね。納得です。ところで、講師の方は、日々、どのような仕事をしているのですか?

森川社長:講師の仕事として最も大切なことは授業ですので日々の教材研究は欠かせません。それに加え、教育サービス業としては、送迎の交通誘導、懇談会、保護者会な ども行っています。その他には、修学の一環として、子どもたちを連れて、北野天満宮へご祈祷にいったり、京都大学の見学ツアーなども行ったりしています。

聞き手:講師の方がそんなことも行っているのですね!しかし教員免許も経験も不要となると、講師の方をどのように教育されているのですか?

森川社長:職員の育成では、入社して半年間は集団授業を持たせずに、テキストの問題や過去の入試問題を解き、知識をつけます。また、先輩職員の授業を見学し、自らも 指導案、板書計画の作成をし、模擬授業を繰り返します。そうして、半年後にようやく小4,5年の受験以外の学年を担当することができ、受験学年の担当をす ることができるのは、早くても1年半後になります。入社3年目ぐらいまでは、しっかりとした教材研究の時間を取って指導をしています。

聞き手:教える側の講師の指導もじっくり時間を掛けていらっしゃるというわけですね。
最後に、今後のビジョンについて語っていただけますか?

森川社長:今後は、1年後に鈴鹿地区、3年後に松阪地区へ開校する予定です。NextAgeで鍛えた子どもたちが、各中学へ進学し、その学校から全国に通用するような実績をあげてくれる人材になってもらいたいと願っています。

単なる学力の向上をめざすだけでなく、他人を支えられるような、世の中のためになるような、といった将来の職業観まで身に付けてもらうことで、三重県から全国、さらには世界に出て活躍する人材を育てようとしている、株式会社NextAge様。早い段階からこうした芯の強い人材を育むことは、未来の礎を築く上で非常に重要なことだと思います。改めて教育の持つ重要性を感じさせられました。
NextAge様で学んだ子供たちが、まさに社名が示すように、次の時代、どのような活躍をしてくれるのかとても楽しみです。そして、そうした人材を今後も三重県から輩出し続けられるよう、NextAge様のこれからに期待したいと思います。

Copyright c 四日市商工会議所 三重就職NAVI, All Rights Reserved.