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企業研究をしよう!番外編

突撃企業インタビュー

就活アドバイザー平野真理子の突撃インタビュー

取材者紹介/(株)アドプランナー 平野 真理子 氏
高校・専門学校・大学・商工会議所・新聞社等での就活講座の講師、 キャリアカウンセラーとして活躍。企業の声を知り尽くして いるからこそできる「就活セミナー講師」や「カウンセリング」 を実施し、自己分析、企業研究、説明会の活用法、エントリー シート対策、面接対策、グループディスカッション対策、面接 対策など年間100本以上の講演・セミナー講師を務める。 Ameba Blogにて「就活の味方」として就職活動生を応援する ブログを書いており、2011年5月22日付人事ブログランキング 1位、就活ブログランキング2位の実績あり。

【Vol.7】株式会社ミッドランド経営

2015年2月17日更新

こんにちは。就活アドバイザーの平野真理子です。
「突撃企業インタビュー」第7弾として、今回訪問させていただいたのは、
株式会社ミッドランド経営様。

社名を聞いて、学生の皆さんは、どんな企業だと想像されるでしょうか?

昭和43年に開業をした「古川寛税理士事務所」、またその後、現社長 古川典明氏就任後に組織化した「株式会社古川経営総合研究所」からの経験と実績を活かし、地元三重の中堅・中小企業様に対し税務・労務・経営・財産のプロとして総合的多面的に支援をされています。
実は、平成24年に、株式会社ミッドランド経営に社名変更をされたばかり。ミッドランドは「中部地方」という意味だそうです。

この日は、代表取締役でいらっしゃる古川典明様にお話をお伺いしました!

平野:御社は、「税務・労務・経営・財産のプロとして総合的多面的な支援をされているとのことですが、具体的には、どのようなことをされているのでしょうか?

古川社長:私達のお客様というのは、主に地元の中堅・中小企業の経営者になります。
現在、年間を通じて400社ほどの企業様の支援をさせていただいているのですが、「経営者の悩みをワンストップで解決する」というのが、私達の仕事です。

平野:「ワンストップ」ですか!? 例えば、経営者の方の悩みに対して、どんなことをされているのでしょうか?

古川社長:一言でいえば、「経営に関することは何でも対応する」のですが、 例えば、会計業務でいえば、給与計算、月次決算、税務申告書の作成に関連すること、また経営計画書の作成を通じて、毎月、計画書通りにいっているかをチェックしたり、月次決算を組みながら、ちゃんと進行できているかを確認したりしています。
他にも、融資に関する「資金計画、設備計画」や最近では、相続や事業承継に関することなど、幅広くサポートをさせていただいています。

平野:何でも解決してくれる御社がそばにいれば、経営者の方も安心ですね。

古川社長:そうですね、「社外重役である!」という意識を持って、いつも経営者と一緒に考える組織でありたいと思っています。

平野:「経営の課題解決」というと、非常に難しいように感じるのですが、 御社で仕事をする上で、資格などはやはり必要なのでしょうか?

古川社長:資格に関しては、入社後に勉強していただければ、それで十分です。 簿記2級くらいの知識があれば言うことはないですが、無資格でも構わないと思っています。 私は、弊社の仕事を「専門職であるが、あくまでサービス業」と捉えていまして、知識よりもその何倍もの「人間力」をつけることが、他社との差別化になると考えているんです。 大事なのは、「どれだけお客様のために一生懸命になれるか」資格や知識は、そのための手段でしかないんですよね。

平野:「サービス業と捉えていらっしゃるんですね!!
確かに、人として好意を持たなければ、大事な経営に関する相談など腹を割って、できないですよね。 そのために、まずは「人間力を高める」ということですが、御社の取り組みとして、どのようなことをされているのでしょうか?

古川社長:いくつかあるのですが、その1つが、毎朝15分ずつ行う「活力朝礼と掃除」です。
朝礼では、「挨拶実習」から始まり、「存在意義、行動指針等の唱和」、「3分間スピーチ」などを実施し、最後は、全員で握手をして締めくくり、その後、月曜~木曜日は15分、金曜日には30分間の掃除の時間を設けています。
また、月1回は会社周辺のゴミ拾いを早朝にするという取り組みをしているんです。

平野:すごいですね!毎日継続されていると、自然に身についてきますよね!!
他にも、御社ならではの取り組みなどあるのでしょうか?

古川社長:そうですね、「サンクスカード」「提案カード」という取り組みをしていますよ。

平野:それぞれどういったものなのでしょうか?

古川社長:実物を見ていただくといいかもしれないですね。
平野さん、ちょっとこちらまでお越しいただけますか?

と、案内していただいたのは、社員さんの出入り口。 そこに、「サンクスカード」と書かれたポストがありました!

社長が中から、何枚ものカードを取り出して、

古川社長:このベージュのカードが、「サンクスカード」で、ちょっとした感謝の気持ちを ○○さんへというメッセージで表わしたものなんです。従業員同士が密なコミュニケーションをとる機会にすると共に、月1回、たくさんの「ありがとう」をもらった人、送った人をそれぞれ、表彰しているんですよ。

平野:この緑のカードはなんですか?

古川社長:こちらは、「提案カード」といって、会社をよりよくするために、気づいたことを書いてもらい、それをもとに改善につなげているんですよ。
こちらも、月1回の会議で、どんな意見があったか発表し、年1回表彰をしています。

平野:「サンクスカード」も「提案カード」もたくさんポストに入っていますが、 これは、1カ月分ですか?

古川社長:いえいえ、これは一週間分です!(※なお取材日は、金曜日の午前中でした)

平野:一週間分!!こんなにもたくさんのカードが入るんですね!!
制度がただあるだけでなく、しっかりと運用されている証拠ですね。

平野:これから新たな人材を迎えるにあたって、社長がこんな人と仕事をしたい!と思われる「求める人材」とはどういった人材でしょうか?

古川社長:何よりも大事なのは、「明るく元気であること」「素直であること」「勉強好きであること」の3つですね。研修などは、しっかり用意をしているので、それらを吸収する意欲があることが大事なんです。
他には、「仕事のやりがい」や「何のために仕事をしているのか」を明確にできる人でしょうか。
弊社の仕事は、どうしても繁忙期があります。
例えば、年末調整や確定申告の時期、また法人の決算が多い5月等、仕事量の偏りがでることは現状としてあります。
こういった仕事の山を乗り越えるためにも、この「やりがい」や「目的」を持っているかどうかがとても重要になるんです。

平野:先ほど、社長がおっしゃられた研修についてお聞きしたいのですが、具体的にどのような研修があるのか教えていただけますか?

古川社長:研修としては、入社後、2週間程度は基礎研修を実施し、その後、OJT研修(On the Job Trainingの略。仕事中・仕事遂行を通して訓練をすること)を通じて、少しずつ仕事を覚えていってもらいます。弊社の仕事は、1人で行うのではな く、5名前後のチームで行うことが多く、1年目は、先輩の補助業務からスタートしていくんです。
半年ほど経過したのちに、もう少し専門的な知識を学んでいただこうと、私自らが講師をする早朝研修を実施しています。

平野:えっ、社長直伝の研修ですか!すごく、社員さんとの距離が近いんですね。
どんなことを伝えられるんですか?

古川社長:私自身、採用や教育というのは、経営TOPである私自身の大切な仕事であると思っているんです。ですので、現場に任せっきりにするのではなく、出来る限り関わりたいと思っているんです。
伝えているのは、税務関係の基礎だったり、実際にお客様と接する中であった事例など、経験の少ない新入社員であっても、経営者と話す時の参考になるようにと、 できるだけ具体的な話をしています。

平野:最後に、社長の今後のビジョンについてお聞かせ願えますか?

古川社長:地元の中小企業を全力でサポートし、お客様にとって、なくてはならない企業を目指し、結果として三重県の同業の中では、№1であり、only1になりたいと思っています。具体的には、2020年までに、100人規模の組織にしたいですね。

そのためには、
1 現在の強みである「ワンストップサービス」のさらなる強化
2 いい人材を採用するための「知名度」の強化 が必要だと思っています

1 については、平成24年9月に、中部地方(三重、名古屋、豊田、岡崎、岐阜)の5つの税理士法人がミッドランド税理士法人アライアンスを結成し、毎月の合 同会議・合宿研修等によりお互いに切磋琢磨している強みを生かし、組織の限界をお客様サービスの限界にせず、対応力を広げていきたいと思っています。

平野:②の知名度の強化とはどういったものなのでしょうか?

古川社長:具体的には、「働き方の多様化」による働きやすい職場環境づくりです。
サービス業として当社の最大の商品は社員一人一人であり、さらに全員が一丸となった組織力と考えています。そのためには、当社の理念・ビジョンを共有できる同志・仲間がもっと必要ですが、知名度はまだまだです。
今、現在も実施しているのですが、弊社は優秀な女性が多く活躍しています。
出産、育児などが伴う女性が少しでも働きやすい環境であるためにも、産休、育休からの復帰後に、時間限定正社員や短時間正社員制度を取り入れていたり、本 人から申し出があれば、子供が小さいうちは、雇用形態をパートに切り替えるなど、出来る限り意向に沿うようにしています。
今後は、女性だけでなく、より1人1人の働き方についても考えていきたいと思っているんです。例えば、「勉強をしたいんです!」という人にとって、やはり 時間というのは貴重なもの。そういった方は短時間勤務を可能にしようか等、今後の新しい取り組みもいろいろ考えているんですよ。

今回の取材を通じて、社長が、「採用や教育は私の仕事」とおっしゃられていた言葉にも表れていますが、社員1人1人にしっかり目を向け、一緒になって会社をより良くしようという想いが伝わってきました。

社長は、常に「いい会社をつくろう」と意識しているとのことですが、これを噛み砕くと、「いい会社とは、人に優しく、仕事に厳しく、職場は楽しい会社。」
つまり、「社員がこの会社で働いていてよかったと思えること、そして、お客様からもこの会社、この担当者に出会えてよかったと思ってもらえること」だとおっしゃっていました。

専門職でありながら、自らの仕事をあくまでサービス業と捉え、社長自らが行動をする!
そんな一体感あふれる株式会社ミッドランド経営様に、「今後、どんな仲間」が加わっていくのか、とても楽しみです!!

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