企業研究をしよう!番外編
突撃企業インタビュー
就活アドバイザー平野真理子の突撃インタビュー
取材者紹介/(株)アドプランナー 平野 真理子 氏
高校・専門学校・大学・商工会議所・新聞社等での就活講座の講師、 キャリアカウンセラーとして活躍。企業の声を知り尽くして いるからこそできる「就活セミナー講師」や「カウンセリング」 を実施し、自己分析、企業研究、説明会の活用法、エントリー シート対策、面接対策、グループディスカッション対策、面接 対策など年間100本以上の講演・セミナー講師を務める。 Ameba Blogにて「就活の味方」として就職活動生を応援する ブログを書いており、2011年5月22日付人事ブログランキング 1位、就活ブログランキング2位の実績あり。
2014年2月6日更新
就活アドバイザーの平野真理子です。こんにちは。
「突撃企業インタビュー」第4弾として、今回訪問させていただいたのは、ICDAホールディングスグループ様。
自動車ビジネスに特化し、ホンダ車・輸入車(PORSCHE・Volkswagen・Audi)の新車販売、各種中古車販売、自動車の車検・点検・修理、 損害保険代理業、リースレンタカー事業 、自動車買取り事業、自動車リサイクル事業を展開されているICDAホールディングス様。モータースポーツの街 三重県 鈴鹿市初の上場企業です!

今回は、鈴鹿市にある「オートモール」(複合型店舗)にお邪魔し、代表取締役でいらっしゃる 向井 弘光様にお話をお伺いしました。
早速、お話をお伺いしていきましょう!

平野: 県下でも類を見ない国産車(ホンダ)と輸入車(Volkswagen・Audi・PORSCHE)・中古車の販売チャネル、車両買取および自動車リサイクルセンターを持っている御社ですが、そもそも、社長がこの会社を立ち上げられたきっかけは何でしたか?
向井社長:弊社は、ホンダ車の販売が基礎となっている会社なのですが、もともと、私自身「レーサー」だったのもあり、「ホンダ車」がものすごく好きだったんですよ。1967年 24歳の頃、自動車関連で起業しようと思い、「ホンダ車のディーラー権を取得する」ために、本田技研工業へお願いにいったのですが、残念ながら、最初は断わられてしまったんです。
そこで、他社の自動車整備や車の販売を1年程していたところ、本田技研工業の方に、弊社の修理へのこだわりや整備設備の内容をかっていただき、「ぜひ、ホンダ車を扱ってみないか」と直々に依頼をされたんです。そこから、ホンダ車ディーラーとしてのスタートとなりました。これが、私の起業の原点なのです。
創業の1967年から47年経ちますが、現在では、ICDAホールディングス㈱として、3つのグループ会社(㈱ホンダ四輪販売三重北 ・㈱オートモール ・㈱マークコーポレーション)をお持ちになっていますが、御社の他にはない「強み」「特徴」を教えていただけますか?
国産車(ホンダ)・輸入車(Volkswagen・Audi・PORSCHE)という4ブランドの新車販売、オールメーカーの中古車販売、車買取・自動車リサイクルまでを手がけていることにより独自のビジネスを展開しているんです。
これを「バリューチェーン・クロスミックスビジネス」と呼んでいます。
具体的にはどんな効果を生まれるのですか?
中古車をお買い上げのお客様に対して、修理部品を提案する際に、「新品の部品」だけなく、「リユースの部品」が提案できるんです。この提案により、お値打ちにお車をお買い上げいただくことができます!
つまり、「提案できる商品が多い」ということなんですよね。
これは、弊社が「自動車リサイクル」を手がける(株)マーク・コーポレーションを持っているからこそ、できることなんです。
平野: わぁー、本当にキレイに整列しているんですね!!
向井社長:これが、弊社のこだわりなのです!
実は、ここの取り組みは、「リサイクル」を学ぶ際の小学校の教材にも使われているんですよ!


平野:すごいですね!新車の販売だけにとどまらず、中古車販売、買い取り、リサイクルまでという自動車流通における「川上~川下」までを手がけていらっしゃる御社だからこその「特徴」ですね!
向井社長:平野さん、実際にその「川上~川下」(リサイクルを除き)を見に行きますか?この鈴鹿のオートモールは日本初のコンセプトの複合型店舗なんですよ。
平野:はい、ぜひ!!
まずは、中古車販売・買取の「ヴァーサス」から!

向井社長:平野さん、この展示場に入って、弊社の特徴わかりますか?
と質問されました。この記事を読んでいる学生さんはわかりますか? 他社との違い!! 正解はコチラでした↓
向井社長:そ展示場が「屋内」というのが一番の違いです。 車への配慮だけでなく、お客様も雨や風をしのげて、ゆっくりお車を選べるようにとの想いから、このような「屋内展示」にしているんです。
隣接する「Audi」の店舗へ移動。
高級感漂う空間です。
そして、そのお隣には、「PORSCHE」の店舗が!

という社長のお言葉に甘え、乗らせていただきました!!
なんと、聞くところによると、ICDAホールディングス様の新卒学生向け会社説明会では、もしかしたら、「PORSCHE」に乗れるチャンスがあるかもしれないそうですよ!!
そして、最後に対面の「ホンダ」の店舗へ。
中に入ると、見慣れない光景が・・・


平野:社長、「自転車貸し出し中」とは???
向井社長:お客様に待ち時間を快適に過ごしていただければと始めたサービスなんです。1、2時間の待ち時間がある際には、この自転車で近隣に買い物にいっていただくことなどにご利用していただけたらと思いまして。
1店舗1店舗それぞれにこだわりや「お客様を想う気持ち」を感じた私。
実は、上場した大きな目的は、「優秀な人材の確保」なんですよね。
社長が求める人材とはどんな方ですか?
「ディーラーで働きたい」という方よりは、「弊社のビジネスを面白い!」と感じる人です。また、「前向きに物事を捉えることができる方」でしょうか。
今、何か不満があってもいいんです。それを改善しよう!と「成長」に変えてくれる方にぜひ、来て欲しいです。
社長になりたい!という向上心のある方も大歓迎なんですよ。
平野: えっ、社長にですか!?
向井社長:今後の戦略の1つとして、分社化も視野にいれているんです。
自動車に関連する流通業として、今後は「ファイナンス」や、女性が働きやすい環境・形態を作る1つの形としての「人材派遣」、また現在社内事業部として存在する「レンタカー」をそれぞれ別会社として立ち上げるなど様々な構想を持っているんです。
他にも、お客様の声に1つでも多くお応えできたらと、「車のPB化(プライベートブランド)」も手がけようと検討しています!
そこに、ぜひ「やりたい!」と手をあげてくれる人材がいたら、もう大歓迎です。

実は、私はじめ、取締役は"三現主義"を実行するようにしているんです。("三現主義"とは、現場、現物、現実という「3つの現」を重視する考え方)私自身も、週1回は全拠店に行き、できるだけ現場を見て、社員と会話をするようにしています。
社員が何を感じ、何に今、困っているのかを感じ取ることで、足らない部分を支援するようにしています。
その「人」「教育」への熱い想いは、三重県の中学、高校、大学などで「キャリア教育」の講演や「夢見る授業」を担当するなど、社外にも広がっている。
"夢見ることが大好き"という向井社長は、「夢を実現するために、常に紙に書く事」を大切にしているそう。
会社でのその1つが、全社員が持っている「5ヵ年計画が書かれた手帳」。創業当時、「10年で三重県No.1になろう」という夢をなんと、5年で実現されたとか!!