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企業研究をしよう!番外編

突撃企業インタビュー

就活アドバイザー平野真理子の突撃インタビュー

取材者紹介/(株)アドプランナー 平野 真理子 氏
高校・専門学校・大学・商工会議所・新聞社等での就活講座の講師、 キャリアカウンセラーとして活躍。企業の声を知り尽くして いるからこそできる「就活セミナー講師」や「カウンセリング」 を実施し、自己分析、企業研究、説明会の活用法、エントリー シート対策、面接対策、グループディスカッション対策、面接 対策など年間100本以上の講演・セミナー講師を務める。 Ameba Blogにて「就活の味方」として就職活動生を応援する ブログを書いており、2011年5月22日付人事ブログランキング 1位、就活ブログランキング2位の実績あり。

【Vol.2】三岐鉄道株式会社

2013年4月24日更新

就活アドバイザーの平野真理子です。こんにちは。
「突撃企業インタビュー」第二弾として、今回訪問させていただいたのは、三岐鉄道株式会社

社名からもお分かりになるかと思いますが、鉄道業を主に営まれている三岐鉄道株式会社様。 三岐線(近鉄・JR富田~西藤原 27.6 ㎞)、北勢線(西桑名~阿下喜20.4㎞)による旅客および貨物の輸送、自動車事業、その他にも、東名阪道自動車道下り線【EXPASA御在所】等での飲食店・売店を営んでいるレストラン業をはじめ、旅行業、石油販売業、不動産業、商事業などを幅広く展開をされています。

この日は、企業を訪問する前に、三岐線が走っている近鉄富田駅に足を運んでみました。

すると、運良く、電車を発見!!

外に出てびっくりした事が!

なんと、駅舎全体が「くじら」の形になっていたんです! 「なぜ?」という疑問を持ちながら、さぁ、本日の突撃訪問STARTです!!

今回お話をお伺いしたのは、取締役総務部長の渡辺一陽様。 早速、お話をお伺いしていきましょう!

●御社の強みは?

平野:地方の鉄道会社の1つである御社ですが、御社の特徴や強みとしていらっしゃることは何ですか?

渡辺様:そうですね、地方鉄道として愛され続けるために、弊社では「他とは違うことを発信すること」を大切にしています。 三岐線(近鉄・JR富田~西藤原)、北勢線(西桑名~阿下喜)の輸送を行なっている弊社ですが、実はそれぞれの路線の特徴を活かした取り組みをしているんですよ。

平野:具体的には、それぞれどんな取り組みをされているのですか?
渡辺様:三岐線は、80年以上もの歴史があり、地域の方の足としての「旅客」と共に、私鉄では数少ない「貨物輸送」も行なっているんです。他には、「サイクルパス」を実施しているのも三岐線の特徴の1つです。これは、自転車を無料で電車に持ち込んで乗車できるというものなんです。

平野:面白い取り組みですね!「サイクルパス」はいつごろから、始められたのですか?

渡辺様:平成9年ですから、もう15 年になりますね。全国でも早く手がけたので、実は、「サイクルパスがどういうものか、見学したい」と同業の鉄道会社さんが見学にみえたくらいなんですよ!

平野:「サイクルパス」の先駆けということですね!最近、私の友人でも、"ロードバイクを始めた"という人がいるのですが、そういった自転車の愛好者の方々も足を運ばれるのでしょうか?

渡辺様:そうですね、遠方からお越しいただき、ご乗車いただくケースもありますし、地元の住民の方のお買い物の際にもご利用いただいていますよ。

平野:もう1つの路線である"北勢線"にはどんな特徴があるのですか?
渡辺様:北勢線は、もともと近鉄さんが運営されていたものを10年前に引き継いだ路線なんです。 当時、廃線の危機があったのですが、沿線自治体・住民の方々の残したいという思いに対し、「公共交通を守るという使命」から、国・県をはじめ地元の自治体や住民の皆さんの協力を得て、運営をしているんです。
この北勢線の特徴の1つは、「線路幅が狭い」ということでして、レール幅が新幹線の約半分の762ミリしかないので、車両も、座ると前の方と握手できるくらいの距離だったり、前の方の膝がくっつきそうになるくらいの距離なんです。

平野:珍しいですね!
線路幅が狭く、車両がコンパクト、それによってお客様同士の距離が近くなるということですね。この特徴を活かして、何か取り組んでいらっしゃることはあるんですか?

渡辺様:「出逢い列車」というのを、沿線自治体と年1回実施しているんです。これは、「小さな電車で大きな恋の物語」というテーマで、平成19年から始めて、6年続いてきたものなんですよ。あるいはレール幅の長さ(762mm)の記念乗車券を発売したりとか…。

平野:「出逢い列車」!?
とても興味が湧くのですが、どういったものなんですか?

和泉社長:車両1両を貸切にして、西桑名駅で集合した男女50名が、約1時間の電車の旅を楽しみ、その後は、終点の阿下喜駅近くの 阿下喜温泉「あじさいの里」等で、食事をしながら親睦を深めるという企画なんです。
この「出逢い列車」は、地元の自治体や団体さんとの協力あってこそ、実現しているものなんですよ。

平野:へぇ~、面白いですね!
レール幅の記念乗車券といい、まさに御社の強みを活かした取り組みですね! あっ、渡辺様、今日、近鉄富田駅を降りましたら、駅舎が「くじら」の形になっていたのに驚いたのですが、あちらも何か関わっていらっしゃるのでしょうか?

渡辺様:近鉄富田駅の利用者には学生さんが多く、「大いなる成長」への期待を込めて、地元の"鯨船まつり"というお祭りに因んだデザインにしました。私たちの取り組みの1つに、"ひと駅いちテーマ"というものを掲げているのですが、富田駅の駅舎の形をはじめ、他にも、"ウィステリア鉄道"という施設で無料のミニSL 列車を走らせている西藤原駅や"市立図書館を併設"した大安駅など、各駅にテーマを設けようと企画しているんです。

●今後のビジョンと、学生に求めるもの

平野:鉄道以外にも、様々な事業展開をされている御社ですが、今後のビジョンとしてどんなことをお考えですか?
渡辺様:これまでしてきた様々な取り組みで得たノウハウを基盤にして、それをより強固なものにしていきたいと思います。
その1つとしてすでにしているのが、弊社が手がけている「東名阪自動車道下り線【EXPASA 御在所】での飲食店・売店営業のノウハウを活かして、【ペッパーランチ イオンモール鈴鹿店】など、地元での事業展開を広げているんです。
平野:そのような御社をこれから一緒に作っていく人材として、渡辺様が学生に求めるものはなんですか?
渡辺様:一言でいえば、「本気度」です。
なんとなく、企業の選考を受けるのではなく、「本当に入りたい!」という気持ちを持っていただき、十分に企業研究や仕事研究をして欲しいと思うんです。学 生さんの心からの「この企業に入りたい!」という気持ちは伝わると思うんですよね。その「気持ちを持つこと」を大切にして欲しいと思います。
こういった学生さんの力になれればと、三岐鉄道様の説明会などでは、「企業や仕事のことはもちろん、就職活動のことなど何でも質問してください」とオープンな時間を設けてくださっているとのこと。
今回のインタビューを通して、三岐鉄道が「地域とともに歩む」をモットーに、愛される鉄道を目指して展開してきた様々な事業を通じて、地域活性に貢献して いることがひしひしと伝わってきました。これまで取り組まれてきた企画は、社員お一人お一人の声から始まったものとのこと。これから、またどんな声があ がってくるのか、とても楽しみです。
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